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柔術ブログ

子どもが習い事で周りに迷惑な行動をとってしまうのは・・・

こんにちは!

キッズ・ジュニアクラスインストラクターの濱田です。前回のブログの反響が沢山あったので、今回もお子様と親御さんについてのお話です。

 

お子様に習い事をさせている親御さんは沢山います。沢山いるということは、親御さんの悩みも多いということですね

中でも多い悩みが、集団での習い事で我が子が「周りに迷惑をかける行為をしてしまうこと」なんです!僕の長男も見事にやってくれました

親御さんとしては非常に肩身の狭い思いをしますし、周りに申し訳ない気持ちで罪悪感で非常辛い思いをした経験をお持ちの方も多いでしょう

 

★子供がふざけてしまう親に共通する気持ち

まず、ふざけてしまうお子さんをお持ちの方にとって少しでも気が軽くなるお話をします。

それは、そのようなお悩みを抱えている方はたくさんいるという事です。

例えば、悪ふざけを止めない子供をお持ちの方は、
以下のような不安や心配を抱えている方が多いです。

  • 子供の心理的に何か重大な問題を抱えてしまっているのではないかと不安
  • 周りの子供は静かなので、自分の子育ての方法が間違っているのではないかと不安
  • この調子で落ち着きがないと子供が将来社会に適応できないのではないかと不安
  • 周りの子供に迷惑をかけており、他の親の目線が気になり肩身が狭い思いをしている

習い事などでおふざけを止めないという事は、日本全国レベルで多くの親御さんが抱えている悩みです。自分の子供だけと思わず、よくある話でしっかりと対処可能な事であると思ってくださいね。

★子供がふざけてしまう心理とは?

習い事に関わらず、
そもそもなぜ子供は親の言うことや先生の言うことを聞かずに、
わざと怒らせるようなことをしたり、集中しないで悪ふざけをしたりするのでしょうか。

まずはじめに、習い事に限らず、
一般的な話としてイタズラ好きであったり、落ち着きのない子供の心理についてご紹介をします。

「関心」を集めたいがゆえの悪ふざけ

まず、一番当てはまる可能性が高い理由が、この「関心を集めたい」という理由です。

子供は、とにかく愛着のある人からの関心を集めることに必死です。

小さい子供が泣き止まない理由も、
泣いたらお母さんが近くにきて面倒を見てくれるからという事が多いという話を聞いたこともあるのではないでしょうか。

例えば、習い事の最中にふざけて話を聞いていなかったりすると、
先生が注意したら声をかけたりしますよね。

子供にとっては、その注意は、注意というよりは、
先生が自分に注目してくれているというある種の「安心」になっている可能性が高いです。

また、悪ふざけをして周りの子供が笑ったりすると、
それまた悪ふざけをする子供にとってはみんなの関心の的になっているような感じがして気持ちいがいいものかもしれません。

子供は、「周りの関心を集めたいから」や「先生の気を引きたいから」という自分の本当の気持ちを言葉にする能力はまだかなり低いので、
親が子供にふざける理由を聞いてもそうした返答は帰ってこないでしょう。

しかし、深層心理としては、子供がふざけるのは、
承認欲求を満たすという隠れた心理があることが多いのは事実です。

もしこの事が当てはまる可能性があるのでしたら、

自分のお子さんが、こうした親や先生をはじめとする周りの関心に対して、
ある種の「飢え」を感じてしまていないか今一度注意深く観察する必要があります。

恥ずかしさや不安などに対する、子供なりの対処としての「悪ふざけ」

また、上で紹介した、周りの関心をひきつけるための「悪ふざけ」のほかにも、

外部からの刺激に対する子供なりの対処としての「悪ふざけ」や「ヘラヘラ」という事もあります。

例えば、先生から怒られた時の「恐怖」、
みんなの前で失敗してしまったときの「羞恥心」、
知り合いがいない環境下での「不安」、

こういったネガティブな感情に対する対処方法を大人でしたら適切に対処できますが、
子供はまだ適切な対処方法を知りません。

しかし、子供の発達過程として、こうしたネガティブな感情に対して、
自分なりに対処をするようになる時期があります。

これは、子供が精神的に成長をしている証拠なので、
喜んでもいいことなのですが、子供なりに編み出した対処方法が、

「わるふざけ」や「ヘラヘラ」や「言われた事とは反対の行動をとる」といったように、
先生や親からの賛同を得られない行動になってしまうことも多々あります。

このように、子供の成長ゆえの「悪ふざけ」である可能性もあることも念頭に入れておきましょう。

 

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いかがでしたか?少し子どもの心理が見えましたでしょうか?

まずは子供を理解することが一番大切です。そして集団で学ぶことは他者を理解することが重用です。ブラジリアン柔術は他者がいなければ成立しないスポーツです。いろんな人いろんな子がいて当然です。まして、たかが数年しか生きていない幼児が場の空気を読んで完璧に行動できるのほうが恐ろしいですよね

習い事直前まで車で寝てしまい、無理やり起こされて気分が乗らずに練習ができなったりする子がいたり、母親の姿が見えなくなった瞬間にやる気をなくしてしまったりと、精神のコントロールは幼児に上手くはできません。周りに迷惑をかけない形に現れるか周りに迷惑をかけてしまう形に現れるのかそれは個性なんです。

子どもの行動の裏にどんなものがあるのかを考えることができると親御さんが楽になると思います。

そして、周囲の理解、協力も必要です。周りに迷惑をかける行動をしてしまう子供の心理を理解して接してあげてください。

他人の力を借りなければならないブラジリアン柔術には沢山の仲間がいるほうが必ずプラスに働きます。道場にいてる皆が同じ方向に向かっていける!沢山の子が失敗や成功を繰り返しながら成長していける!そんなブラジリアン柔術道場を目指していますのでご理解いただけると幸いです