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柔術ブログ

子どものスポーツ 親がやってはいけない3つのNG行動

こんにちは! 柔術キッズ・ジュニアクラスインストラクターの濱田です

スタッフブログ第一弾お待たせいたしました

今回の内容は、子どもにスポーツを習わせる親が気を付けなくてはならないことです

 

僕は、幼いころから沢山のスポーツを経験してきました。その技術や知識を自分の子どもに与えようとするのですが、マイナスになっているのでは?と思うことがありました

 

ということで、同じ親の立場として子どもにスポーツを習わせる場合に、親がやってはいけない3つのNG行動を紹介します!!

本文は少し古いものの転載です。

 

お子さんが楽しくスポーツを続けるため、スポーツを通じて成長するため、そして、将来もしかしたらトップアスリートになるためには、親・家族の支えがとても重要です。

ソチオリンピックのスノーボードハープパイプで銅メダルを獲得した平岡卓選手のお父さんが、スキー場がない奈良県のご自宅から毎週5時間も運転をして岐阜県のスキー場に卓選手を連れて行っていたことも、有名な話となりましたね。他にも、有名アスリートと家族の強い絆のエピソードはたくさんありますよね。

 

今回は、お子さんがスポーツで成功するため、スポーツを通じて成長する上で、お父さん・お母さんが、絶対にやってはいけない3つのNG行動をご紹介します。

 

NG行動① 第2の指導者にならない(競技に関して叱らない)

お子さんの練習や試合を見学したときに、帰りの車で、『何であの子に負けたの?』
『あの場面はもっと○○しなきゃダメでしょ』と、責めたりしてませんか
実は、これがお子さんの精神状況に悪影響を与えているのです。

 

あなたがお母さんであれば、自分が一生懸命作った料理を、料理をしない旦那さんに『マズイ!!味が薄いんだよ!』っと言われたら、作る気をなくしますよね?
しかし、お料理教室で、専門家の先生に『味が薄いですね。ここの過程でもっと塩を足すべきでしょう』と言われたら、例えその時に失敗してもやる気が出ますよね。

お子さんのスポーツも一緒です。競技に対して、たまに叱り、的確なアドバイスをするのは専門家である指導者にお任せしましょう。
スポーツに励んでいるお子さんは、結果がどうあれ確実に人間的に成長しています。

お父さん・お母さんは、結果がどうあれ、頑張っているお子さんの褒め役に徹しましょう。
子供は、大人以上に褒められたい欲求が強いはずです。

小学校中学年ぐらいからは、親がやって見せることができないことに口出しされると反発の原因にもなります。

 

NG行動② コーチや監督の文句を言わない(クレームはもってのほか!)

お子さんに『あのコーチはよくない!』とか『あの監督、野球を分かっていない』と言っておりませんか?

実はこれも、お子さんが指導者と親御さんの間で板ばさみになってしまい、心境に悪影響を与えてしまいます

指導者と反対方向から挟みつけるのではなく、指導者と同じ方向を向いてお子さんを成功へ導いてあげましょう。

さらに、『何でうちの子を試合に出さないんだ!』『練習方法を変えろ!』など、直接指導者に文句を言う人もいます。これは、もってのほかです(もちろん、常識を外れるほど危険な練習をしている…などの場合は別ですが)。

指導者も、意図があって練習方法やメンバーを決めています。それを否定することは、お子さんがスポーツをするチャンス、強いては成長するチャンスを阻害することにもなります。
もし指導者が合っていないと感じていたなら、【お子さんの意思を尊重した上で】場所を変えましょう。

 

NG行動③ 家庭環境を悪くしない

単刀直入に聞きます。夫婦円満ですか

やはり、これがとても大切です。

石川遼選手、宮里藍選手、錦織圭選手など、多くのトップアスリートのご両親は、家族団らんの時間を増やすためにスポーツを始めさせたと聞きます。「はじめに」で例に出した平岡選手も、お父さんの努力だけでなく、それを裏で支えるお母さんの支え、ご両親の愛があったはずです。

逆に、ジュニアのころ良い成績を出していたのに、ご両親の離婚をきっかけに成績が伸びなくなってしまうことも耳にします。

 

スポーツに限ったことではないかもしれませんが、やはりお子さんがのびのびと成長できる環境を作ることが、最も大切なのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
3つをまとめると、お父さん・お母さんがなるべき理想像は『お子さんの一番のサポーター』でしょう。

お子さんや所属するチームに対して、怒こったり、意見を押し付けるようなことはしない。逆に、お子さんが最大限の力を発揮できる環境を整えることに、全力を尽くしてください。

 

そして、それをご自身の趣味にしましょう(サポーターになるということ)。

そうすれば、スポーツに励むお子さんのために、時間やお金を費やすことも苦になりませんし、家族の会話が増え、円満な家庭も築けるでしょう。

それでもってお子さんがスポーツを通じて成長したら、まさに一石二鳥ですね。

 

お子さんがもしスポーツで大成したとき、インタビューで、『家族に感謝したい』と言われたら、これほど嬉しいことはありませんよね。

お判りいただけましたでしょうか?

僕の場合は、2つ目、3つ目は全く問題ありません  ですが・・・・・

問題は1つ目ですね、ついついやってしまいがちなんです

2つ目をやってしまう方を見てドン引きしたこと何度もあります・・・笑

 

僕の場合、長男を体操教室に通わせているのですが、僕自身が体操の技術と知識を持っているのでガツガツ教えてしまいがちになっていたのです できる楽しさを知っているので息子にも・・・・と先走っていた感じです・・・

息子が楽しそうにできていないと感じたので、僕の動きを見せるだけで教えることはやめました

教えることをやめてから息子はのびのびと成長しているように感じています。トランポリンで勝手に宙返りする(4歳4カ月のときに)ようになりました

 

柔術のスパーリング中にお母さん方が必死に声を子どもたちにかけているのがよく耳に入ってきます。この行動自体はすごく良いことです自分の子どもに必死になれるって素晴らしいし、子どももそのことに気づき愛されていると感じるでしょう

しかし、その声掛けに『技・技術・戦術』に関することが含まれていませんか?

親が子どもを強く、上手くしてあげたい気持ちはわかりますぼくも同じです!!

ただし、指導にはロジカルとフィーリング(理論と感覚)両方が必要です。

記事の中にもありましたが、「やってみせることのできないこと」の指導は反発の原因です。年齢とともにロジカルとフィーリングの両方を持たない人のアドバイスは、耳障りになってしまいます。

お母さん方が柔術を理解しようと沢山質問していただけるのはすごく嬉しいですですが、そこまでで自分の中にとどめておきましょう

指導者と親が自分のやっていることに対して話をするだけで、子どもが自分と自分のスポーツに興味を持ってくれている喜びを感じます

自宅で子どもが自主練しているときや、自ら進んで質問してきたときは、アドバイスしてもいいと思います。そうすると、親子の関係はもっと深まると思います

 

最後に・・・

インストラクターの濱田ですが、中学校、高校と陸上競技で棒高跳をしていました。

中学校では、和歌山県優勝、近畿大会4位、全国大会13位

高校では、和歌山県高校記録保持者(現在も記録破られず)、近畿大会優勝(学年別3連覇)、インターハイ準優勝、国体準優勝、室内陸上全日本優勝、

といった実績を持ています。中学校2年生から毎週土日は紀三井寺陸上競技場で練習でした。

棒高跳びは自分のポール(棒)を持ち運びしなければなりません。長さは4mを超えます。

運搬は学校の先生がやってくれることもありましたが、ほとんどは母親が毎週やってくれました。

遠征になれば、どこであろうと車にポールを乗せて応援に来てくれました。一人で運転して長崎まで来てくれました。中学の全国大会も、高校のインターハイも長崎だったので本当に大変だったと思います。そのほか高知県、静岡県、愛知県、群馬県、神奈川県・・・・

ずっと陰で応援してくれてました。棒高跳びの理論も理解していたと思います。でも何一つアドバイスされた記憶はありません。

それがあったからこそ、体格に恵まれているわけでもない僕が、ここまでの成績を残すことができたのかもしれません・・・